転職ノウハウ

仕事をする目的を持つと・・・
2018.07.06| カテゴリー: コラム

仕事をする目的を持つと・・・

 

突然ですが、「皆さんは何のために仕事をしていらっしゃいますか?」

これは今月、とある企業で行った研修のテーマでした。
その会社は、従業員数23名。うち女性2名。
3分の2以上の方が営業に携わっていらっしゃいます。
一番の若手は27歳。最高は64歳。
平均年齢50歳。
全てが中途採用。転職で入社されています。
突然聞かれて、みなさんポカーンとされていました。

それでも、一生懸命考えていただきました。

お金のため、家族のため、自分の将来のため、手に職を付けるため、ステータスのため、
社会(地域)のため、知識を付けるため(学ぶため)・・・etc

いろんな意見がありました。
全て正解。間違いではありません。
大事なのは、それを自覚しておくこと。
自分が何のために、今ここにいるのか?
何を求めて、今ここにいるのか?

 

イソップ童話 レンガ職人のお話

このお話は、目標設定の研修や、新人研修などでよく使うものです。
もちろん、今回の会社でもお話をさせていただきましたので、少しご紹介しますね。

 

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旅人が3人のレンガ職人に出会い、尋ねます。
「あなたは何をしているのですか?」
すると3人の職人は違うことを答えます。
1人目の男は、険しい顔をして辛そうにレンガを積んでいます。
そして、
「見ればわかるだろう。レンガを積んでいるんだよ」
「雨の日も暑い日も寒い日も、毎日レンガを積んでいるんだ」と。

2人目の男も、一生懸命にレンガを積んでいました。
が、先ほどの男ほど辛そうには見えません。そして、
「俺は家で待つ家族のためにレンガを積んでいる」
「俺が働くことで家族を幸せにできるんだ。だから一生懸命に働くんだよ」
と答えました。

3人目の男は見るからにイキイキと楽しそうにレンガを積んでいます。
そして旅人が同じく「何をしているのですか?」と尋ねると、
男は、
「俺たちは歴史に残る偉大な大聖堂を作っている」
「ここに町の人が集まるんだ。この大聖堂が完成すると、この町はさらに良い町になる」
「俺たちはそんな大聖堂を作っているんだよ」
と目を輝かせて答えました。

 

どのレンガ職人を目指すのか

最初はみんな1人目のレンガ職人のように、目的もなく働くのかもしれません。
私も20代前半は仕事に対して、特に目的はありませんでした。
当時の目的は
「自分がやりたいから」「楽しそうだから」「お金が必要だから」「仲の良い先輩がいるから」
くらいでした・・・
楽しかったですけど、将来への展望もなく、ただその日の楽しさだけを求めていたような気がします。
お金が欲しいと思っていたのに、結果お金が貯まることはありませんでした(泣)。

20代後半になると、子どももいましたので、上記に「家族(子ども)のため」というのが追加されました。
少し楽しさから遠ざかりましたが、子どもの成長が楽しみで、将来への希望はありました。お金も、自分のためではなく家族のためだと思うと、少しだけ貯められるようになりました。
しかし、私は働き過ぎて、入院してしまいましたので、今考えると本末転倒だったと思います。
いくら家族のためとはいえ、身体を壊すほど働くことは、結果的には家族のためにはなりません。

そして、30代後半からやっと3人目の職人のように、大きな目的を持てるようになったような気がします。社会への関心も高まり、大きな目的があるおかげで、多少嫌なことがあっても、前向きに頑張れるようになりました。
家族とのバランスも上手に取りながら、やっと効率よく働く術を得られたような気がします。

 

まとめ

どの職人も働く目的としては正しいと思います。
年齢や置かれている環境によって変化もします。
現実的には3人目の職人のように、理想に目を輝かせていても、うまくいかないこともあります。
しかし、ふと立ち止まり、ご自身の将来を考えた時。
今自分はどの職人の状態なのか。
自分はどの職人になりたいのか? 真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

 


貴方の転職が天職となりますように・・・

社長と従業員の間で愛を叫ぶキャリアコンサルタント

田上寛美