転職ノウハウ

失敗から学んだ面接対策法
2018.04.21| カテゴリー: 面接

失敗から学んだ面接対策法

10回以上転職しているキャリアコンサルタントのスナパパです。今回は、仕事の振り返りについて、書きたいと思います。


仕事を長年しっかりやってきたベテランママが、面接にぶっつけ本番で臨んだら、落ち着いて説明できなくて、あせったケースです。長年やってきたことでも、いざ、面接官に緊張したなかで説明するとなると困ってしまうこともあるのではないでしょうか。振り返ってみましょう。

 

頭が真っ白になってしまった面接

「面接で、頭が真っ白になった…」とママ友から連絡がありました。話を聞くと、10数年働いてきた税理士事務所を退職して、現在、転職活動しているとのこと。働きぶりを聞くと、顧問先からとても信頼されていたのか、送別会まで開いていただいたそうです。仕事だけでなく、朝早く起きてお子さんのお弁当を作って、帰宅しても夕食、洗濯…と家庭のこともバッチリこなす、まさにスーパーママです。

そのような彼女のがっかりした声に、顧問先への難しい税金の説明や後輩の育成など、説明力は十分にある彼女がなぜ、頭が真っ白になったのだろうと思い、さらに話を聞いてみました。

 

仕事をバリバリこなしてきていても、それをしっかり伝えられるかは別!? 準備は大切!

彼女は、職務柄なのか、スケジュールやメモをしっかり残していて、どの時期にどのような仕事をしたかなどをしっかり把握しており、履歴書・職務経歴書はそれらの記録を転記するような感じで簡単に作れたそうです。

応募したらすぐに面接に呼ばれました。自己紹介や簡単な仕事説明などはスムーズに説明できたのですが、面接官から仕事についてさらに尋ねられたそうです。こまめに記録しているくらいの彼女なので、作業内容や時期のようなデータの説明はできるのですが、「○○してみてどうでした?」など自分の思いを問われると、答えが思いつかず、適当に濁した回答しかできなかったそうです。その後も、「なぜ、その仕事を退職されたのでしょうか?」「(税理士事務所とは)別の業界を選んだ理由は?」など尋ねられても、すでに頭は真っ白になっていて、どのように回答したのか覚えていないとのこと。

「面接を、なめてた!」と彼女が言いました。やってきた仕事についての自信を持ち、応募書類もしっかりできていたので、リラックスして面接に臨めたそうですが、いざ面接となると、自分が本来話したいことを伝えられず、そのことを残念がっていました。

 

長年働いた会社ということは、マイナス要因だけでなく、続けられただけのプラスの要因もあった。

それから、彼女と仕事の振り返りをしてみました。それぞれの局面で、「どうだったか」「どう思ったのか」を尋ねると、面白いようにスラスラと答えてくれます。

「世渡り上手で仕事しない上司だから、仕事がどんどんまわってくる」「同僚が辞めていくのに、求人しないから、残っている一人当たりの仕事量が増えていく」「毎年、○○法が変わり、覚えなくてはいけないことばかり」など、ほとんどが、愚痴のようなものです。

ただ、ひと通り聞いていくと、「仕事がさばけるようになった」「顧問先がかわいがってくれていた」「残業は全部申請できたので、お給料は十分にいただけた(当たり前のことですが…)」なども話してくれました。記録だけでなく、感情も含めて振り返った彼女の話は、とても伝わる内容ばかりでした。言い換えると、彼女の職場物語のドラマです。

マイナス面・プラス面などいろいろと振り返っていくと、実際の退職理由や、優先度など自分の考えがどんどんまとまっていきました。彼女は、その後、すぐに志望先に採用が決まりました。

 

自分という商品を知ってから、より高く売りに出してみませんか。

実は、彼女は記録を残していただけ、転職する方のなかでも優れていると思います。事務を長くやってきても、面接で仕事の説明を求められて「経理・受付」としか話せない方もいらっしゃると思います。

採用する企業の立場で考えると、少しでも自社にとって理想に近い人材を採用したいわけですから、書類だけでなく、その人の人間性を知りたくて、話してもらおうと思いますよね。やってきたこと、考えることを通じて、その人の人間性を知りたいのではないでしょうか。

 

自信持っていることも、相手に伝わらないのではもったいない! 言葉にしてみましょう!

「備えあれば憂いなし」という言葉もあります。面接に臨む前に、自分と言う商品について調べておくと、落ち着いて、より正しく自分の商品紹介ができるのではないでしょうか。

せっかく振り返るのならば、頭で考えるだけでなく、言葉に出してみませんか。そうすることで、自分の思いとして入っていくでしょうし、より自分の言葉として相手にも伝わると思います。